はじめに
こんにちは!リクロスの木藤です。
今回は特別インタビューとして、脱公務員転職様(株式会社RootsConsulting)にお時間をいただきました。Xアカウント→@komuin_yu
これまで累計約400名の公務員の方を転職成功に導いた脱公務員転職様。
私自身、市役所→リクルート→独立起業という経歴で自分なりに転職アドバイスできるつもりですが、やはり数百名を見てきた集合知に敵うはずもありません。
個人的には自治体営業にチャレンジする公務員の方が増えるといいなと思っているので、この機会に公務員から民間への転職についていろいろ聞いてみました。
それでは早速見ていきましょう!
インタビュー
公務員からの転職について
木藤:今回はお時間をいただきありがとうございます。最近公務員から民間への転職が増えているのは内部の方でなくても知れ渡ってきたのではないでしょうか。転職支援をされている脱公務員転職様から見て、公務員から民間への転職についていろいろ伺えればと思います。
近年、公務員から民間へのキャリアチェンジを検討されている方は確実に増えています。
転職に関しても適切なやり方で進めていけば多くの方が比較的スムーズに成功できていますね。
木藤:転職先は営業かコンサルのイメージですが、実際のところいかがでしょうか。
割合で言うと6:2:2です。
6割が営業やコンサル、渉外担当などのフロント系。2割が人事や経理などのバックオフィス系。残り2割が技術系ですね。
木藤:思ったよりバックオフィスや技術系が多いんですね。やはり年収はダウンすることが多いのでしょうか?
年齢や企業にもよりますが、傾向としてフロントは維持~アップ、バックオフィスはダウン、技術系はスキル(資格等)次第です。
バックオフィスは公務員の待遇が良いので福利厚生面等もトータルすると公務員の方が条件良いと感じることが多いです。
木藤:わりとイメージ通りですね。ちなみに業界(領域)はどうでしょうか。
私たちが公務員特化で支援していることもあり、官公庁や自治体DX推進系が多いです。公務員の方であればお分かりかと思いますが、官公庁や自治体のIT化やDX化の課題は山積みですしね。
日本を代表する企業、例えばNTTグループや日立グループ、NECには私たちでご支援をさせていただいた元公務員の方が多く在籍していますよ。
木藤:(直近のリアルなデータを投影)今いろいろデータを見させていただきましたが、思ったより有名企業が多くて驚きました。私自身の限られた経験から、有名企業へ行くとしたらコンサルかリクルートくらいだと思っていました(笑)
ビジネスパーソンとして活躍するには「お客様の背景知識」と「職種スキル」が大事だと考えています。
両方欠けているとなかなかインプットが大変ですが、公務員から官公庁・自治体領域へ転職すれば「お客様の背景知識」は最初からクリアしているので「職種スキル」である営業やコンサルなどに専念できます。
木藤:たしかにそうですね。自分はリクルートで「旅行業界」の「営業」をやっていたので2つとも欠けていましたが、市役所での経験から営業ができる自信があったので飛び込めました。
例えば「官公庁・自治体」×「営業」で一度転職して営業スキルを高めれば、それを元に業界の選択肢が広がります。なので、最初の第一歩として官公庁・自治体領域をオススメすることが比較的多いです。
公務員から自治体営業について
木藤:このメディアは自治体営業を扱っているので伺いたいのですが、公務員からいきなり自治体営業へのチャレンジはどうでしょうか?個人的にはキャリアが狭まる気がしていまして。
自治体営業でしっかりスキルを身に付ければ「営業」を軸にして法人営業にチャレンジしたりできますね。実際に見ていてそう思います。
木藤:たしかに自治体営業は「ちょっとクセのある法人営業」みたいな感じなので、自治体営業として優秀な方は法人営業でも問題なく活躍できそうです。最初から自治体営業へチャレンジしても良さそうで安心しました。
そこも含め中長期でキャリア設計することが重要ですね。そのために脱公務員転職では自己分析を徹底的に支援しています。
脱公務員転職様の提供価値
木藤:私は当時脱公務員転職様のことを知らず他の転職エージェント様に頼りましたが、そこもみっちり自己分析を手伝ってくださって本当に助かった覚えがあります。自己分析も含め、脱公務員転職様の提供価値みたいな部分を伺ってもよろしいでしょうか。
3つあります。まず、アドバイザーは全員が元公務員で構成されているので、求職者の方(公務員)の背景とか実態を汲み取った支援ができますね。
次に、公務員から民間への再現性が高い転職支援ができることでしょうか。公務員の方のみで累計387名(2024年11月末時点)の転職成功に導いてきたので、個人の経験談ではなく集合知を使えることが1番大きな武器だと考えています。
過去の内定者がどんな職務経歴書を使って書類通過したのか?面接で何を聞かれてどう回答して内定を得たのか?のデータを全部持っています。これらを全て活用しながら個別具体の対策を実施しております。
最後に、しっかりと伴走支援する部分です。目先の単なる転職活動じゃなく、中長期のキャリア設計をご支援します。
やたらめったらなエントリーは推奨しませんし、自己分析で適職を見出して、適職にハマった職務経歴書を一緒に作って、本当に合う求人のみに絞ってエントリーしていきます。
弊社の転職支援のサービス内容は結構ボリュームがあります。後悔のない納得した本気の転職活動(キャリア構築)がしたい方には最大限の価値を提供できる自負がありますね。
木藤:転職エージェントは複数登録するのが王道だとよく目にしますが、公務員の方であれば脱公務員転職様に一度話を聞いてみると良さそうですね。
今日お話を伺って、やはり私自身の経験に偏った転職イメージがついているなと感じました。キャリアという人生における重大な意思決定だからこそ、客観性を持ちつつ本当の意味で公務員経験求職者に寄り添える脱公務員転職様に頼るのは良さそうだなと感じました。
本日はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
最後に
脱公務員転職様(株式会社RootsConsulting)にいろいろ伺ってみました。
インタビューには載せていない内容もありますが、会話の中で何度も「転職後の活躍」という言葉を使われていたのが印象的でした。
私はよく「生き生きと働けるのであれば、公務員にいようが民間にいようがどちらでも構わない」といった内容をXに投稿しています。
公務員を辞めること自体は正解とも不正解とも言えませんが、公務員を辞めた結果中長期的に輝けるのであれば、それは正解だと言えるでしょう。
転職後にもう一度役所に戻って活躍することも含め、とにかく公務員を経験された方が輝く世界になれば嬉しいですし、微力ながら私も何かしら貢献できたらと思いました。まずは自分が活躍する姿をお見せできればと思います。
お読みいただきありがとうございました!
1994年愛知県豊橋市生まれ。東北大学卒業後、新卒で市役所へ入庁。文化課や中央省庁への出向、転職してリクルートで営業を経験後、株式会社リクロスを創業。リクルート出身のメンバーを中心に自治体営業の支援に取り組みつつ、自治体営業プラスを運営。